親の借金

親の借金を相談できる相手はいない…周囲に知られるのは恥ずかしい

親の借金のことで毎日悩んでいた時、「この気持ちを誰かに相談できればいいな」と、ずっと思っていました。

人に話したところで借金が減るわけじゃないけれど、親の借金のせいで将来に夢も持てず、不安ばかりで胸が潰れそうな思いを、誰かに聞いて欲しいと思っていたのです。

でも、結果を言うと、私は親の借金のことを誰にも相談できませんでした。理由は、単純に恥ずかしかったからですね。

また、そんなことを親身に聞いてくれるような人が周りにいませんでしたし、もしも同年代の友人に「親が多額の借金をしていて…」なんて相談すれば、私のことを怪しまれて縁を切られる可能性もあると思ったからです。

親の借金は誰に相談すれば良いの?

ネット上では、「1人で悩まずに相談して」という言葉を見かけますが、親の借金の場合、相談できるのは法律に詳しい弁護士や司法書士になりますよね。

そうすると、相談するからには「解決への道」みたいなものを提示してもらうことになると思うのです、

でも、その時の私が望んでいたのは親の借金の債務整理とか、軽くするための方法とか、そういう専門的なことが知りたいのではなく、親の借金で苦しむ子供の気持ちを理解してくれる相手でした。

もちろん借金を減らして軽くすることは大切ですし、私の親も自己破産で借金の負担が無くなったからこそ私も今は生活に余裕ができたわけです。

なので、そういう専門的な相談も絶対に必要ですし、苦しんでいる人には積極的に弁護士や司法書士に相談して欲しいとは思ってます。

ただ、私が望んでいた「相談」というのは、解決に向けたものとは少し違って、つらい気持ちや、親への不信感を聞いて欲しいという感じでした。

家族の恥を周りに知られたくない

母の借金で苦しい生活をしている最中も、周囲には悟られないように、生活に困っていない風を装って生活していました。

友人や同僚とは恋愛や趣味のことを楽しい雰囲気で話しながら、心の中では「今日の支払いどうしよう…」「家賃が払えない…」などと、お金の心配ばかりしていましたね。

周囲は海外旅行に行ったり高級ブランドを買ったりしていて、すごくうらやましくて、でも自分には無理だから、そういうのには興味が無いと嘘を言っていました。

そんな感じだったので、親の借金を誰かに相談するなんてできるはずもなく、家族の恥を隠すことに必死だったのです。

子供の頃は親が集金や給食費を払ってくれないことで恥ずかしい思いをしましたが、大人になってからは借金のことで肩身の狭い生活をしていました。

親の借金は子供の責任と言われて

私が親の借金のことを誰かに相談する気持ちにならなかった理由には、ある人に「お母さんの借金はあなたの責任でもあるんだから一緒に返済しなさい」と厳しく言われたこともあります。

その人は母親の職場の上司だったのですが、母に頼まれて50万円ほどお金を貸していて、返してくれないから困っていたみたいです。

母は人からお金を借りる時には、決まって子供のせいにして借りるのです。

たとえば、兄が骨折して入院したから治療費がかかるとか、私が仕事を辞めて引きこもっているからお金が必要とか。

全て嘘なのですが、貸した人にとっては最初の理由として私や兄の名前が出されているので、「あなた達のせいで私はお金を渡したのよ」と怒っているんです。

そこで、「いやそれは母親の嘘です」とはっきり言いたかったのですが、他人に対して自分の母親を悪く言うのも抵抗があって、結局自分のせいだということにして謝っていました。

そういう経験が何度もあったので、もしも私が親の借金のことを相談しても、「いや、あなたも悪い!」と言われそうな気がして、怖くて言い出せない時もありました。

親の借金は相談した方が良い?

親の借金はまさしく家族の恥ですし、他人に言うことで一気に噂が広まったり、誤解を受けて嫌な思いをすることもあります。

ですから、あまり軽はずみに相談しない方が良いような気が、私はするのです。

誰かに言うなら、やはり債務整理を前提として弁護士や司法書士にしたほうが、本当の意味で心がラクになると思います。

一度公言してしまったことは取り消せないので、言ってから後悔しないように、親の借金を誰かに相談する時は慎重にしてくださいね。

私の場合は誰かに相談すること無く、母親と兄が自己破産したので親の借金問題は解決しました。

子供の立場ではできることも限られていますし、自分の経験を振り返っても、「子供があれこれ悩むよりは、親に動いてもらうしかない」というのが私の考えです。