家族の借金

自己破産したら生活はどうなるのか…やってみてから分かることもたくさんあった

私の家族は母親と兄が自己破産をしているのですが、自己破産するまでは「どうなるんだろう…」と不安だったんですよね。

自己破産なんて普通の人には縁の無いことですし、たとえ自分じゃなくても家族が自己破産したとなれば、かなり恥ずかしい思いをすることになるのかも…

自己破産することで色々とデメリットもあるといいますし、本当にやってしまっていいのか、すごく心配していました。

私と同じように、自分や身内が自己破産を考えていて、でもやっちまったあとにどうなるのか不安だということで、躊躇している人も多いのではないでしょうか?

そこで、私の経験談として、実際に親と兄弟が自己破産してみてどうなったのか、体験した事をまとめておこうと思います。

自己破産するのは大変なこと

自己破産は生半可なことじゃできません。

というのは、自己破産は素人が1人で簡単にできることではなくて、専門知識のある人に手を借りないといけないからです。

正確に言うと自力で出来ないことも無いのですが、私が調べた限りでは、素人が自分だけの知識と行動で自己破産するのってどう考えても無理っぽかったです。

借金を作った時は自分だけの考えで突っ走ったとしても、いざ自己破産するとなると1人じゃとてもじゃないが処理できない。それが自己破産なのです。

まぁ、あまりに簡単だと自己破産して踏み倒す目的で多額の借金をする人が増えるかも知れませんし、破産なんて簡単にできないようにハードルを高くしておくのは良いことだと思います。

自己破産にはお金がたくさんかかる

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自己破産は弁護士に頼むのだそうですが、うちには弁護士に払うお金がありませんでした。

そりゃそうですよね…

お金が無くて生活に困っているから借金重ねているわけで、そんな家に弁護士費用があるはずもないです。

だから最初は、「お金が無いから自己破産は無理だな」と思っていたのです。

しかし、借金の取り立てに怯え、食うにも困る生活を続ける中で、これはもう借金をなんとかしないと生きていけないぞということになったわけです。

借金の取り立てとかで怖いおじさんが家に来ることもあって、もうこんな生活は無理だなって…私自身が精神的に疲れていたのもありましたね。

借金の取り立てについてはこっちの記事に書いてます。

▷家に借金の取り立てが来た時の体験談|払えない時は外に連れて行かれることもある – 借金のある生活

もう借金とオサラバしたい!

とはいえ、自己破産するための費用はない。

お金がないから借金の返済が出来ないし、返済が出来ないから自己破産したいけど自己破産するお金が無いという悲惨な状況が続きました。

恐ろしい日々ですよね…

もうヤバイかも…と思いはじめたある日、母親が職場で「安く自己破産させてくれる司法書士がいる」という情報をキャッチしてきたのです。

職場で『自己破産』の話題が出るのってちょっと考えられないですが、そんなことはどうでも良いのです。

借金から解放されるなら、誰の意見だって尊重したい。

藁をも掴むってこういう心境ですよ。

その司法書士なら普通は20万円以上はかかる自己破産の費用が10万円くらいで出来るそう。

もちろん10万円も我が家にとっては痛い出費なのですが、それ以上安くできる所は無いし、これ以上無理な返済を続けるわけにもいかないです。

どうしてそんなに安くできるのか理由は分かりませんが、もしかしたらちょっとヤバめの事務所だったのかも知れないですね…

ただ、そうは言っても、もうこうなったらやるしかない!

ということで、その司法書士の所に母親は通って(隣町まで電車で行っていた)、数カ月後に無事自己破産したのでした。

母親の自己破産には結局12万円ほどがかかったのですが、それで約250万円の借金が無くなったのだから嬉しかったですよ〜

自己破産すると持っている財産は没収されますが、住んでいるのは賃貸アパートだし、母親は免許も持ってないから車も無いし、貯金もあるはずないし…で、全然何も支障はありませんでした。

兄は母親が自己破産したあとに、あの司法書士とは別の弁護士に頼んで自己破産しました。

費用は25万円ほどかかったそうですが、それでも安くしてくれた金額だそうです。

自己破産ってたぶん人生に1回きりのことでしょうし、相場とかよく分からないですよね。

どうにかして自己破産の費用を安くしたい人は司法書士にお願いするのがおすすめですが、事務所に頻繁に通ったり、面倒な手続きはなるべく避けたいって人は、少し高くつくけど弁護士の方が良いのだと思います。

自己破産はストレスがいっぱい

私の母親と兄は、それぞれ司法書士と弁護士に手続きをしてもらい、最終的に裁判所に出向いて自己破産を完了させました

こうやって簡単に書くとすごくスムーズだったように感じますが、その時は2人ともストレスが大きかったと思います。

司法書士の時は借金したカード会社の名前やキャッシングの大まかな履歴とか、借金の歴史みたいなものを聞かれただけで済んだようですが、弁護士に頼んだ兄の方は、なんで借金を重ねたのか、自己破産する理由は?みたいなことまで細かく聞かれたと後で言っていました。

母親も兄も借金に追いつめられていたから仕方なく自己破産したのですが、それでも自分の恥ずかしいことを他人に細かく説明するのは嫌だったと思います。

自業自得と言われればそれまでですが、兄の借金に関してはほとんど母親のパチンコ依存症のせいなので、私としては同情していましたね。

▷パチンコ依存症は絶対に借金をしている!抜け出すことはできない? – 借金のある生活

兄は職場や当時の彼女に自己破産したことがバレないかと心配してましたが大丈夫でした。

自己破産すると名前と住所が官報に載るのですが、そんなのチェックしている人なんていませんから。

自己破産をして感じたデメリット

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自己破産のデメリットはたくさんあると言われているけど、借金で生きるか死ぬかの生活をしていた人にとってはメリットの方が大きいと思います。

なんといっても債務(借金)がチャラになるので、返済に苦しんでいる人にとっては救われる部分が大きいでしょうね。

ただ、うちの場合は母親が親戚、知人、闇金にまで借金していたため、自己破産したあとも借金を返済しなくてはいけなかったのですが…

それについては複雑なので別の記事で書こうと思います。

自己破産するとローンが組めなくなる

自己破産のデメリットで一番つらいのは、車が持てなかったり家を買う時に住宅ローンが組めなかったりすることで、兄はそれが一番心配だったようです。

実際にやってみたあとは、車は無くなってしばらくはバスや電車を使っていたけど、そのうちにお金を貯めて現金で中古車を買いました。

現金で買うなら、自己破産しても車は持てるのです。ただ、まとまったお金が必要ですが。

家を現金で買うことは難しいでしょうが、もともとそれだけの余裕がないわけだから、賃貸住宅で充分なのです。

自己破産してもクレジットカードは作れる

母親も兄も自己破産をするとクレジットカードは作れないと思っていたそうですが、最近試しに兄が申請してみたらあっさり作れました

どうやら自己破産してから5年経てば作れるようです。

たぶん審査の厳しいカードは無理だろうけど、普通に買い物に使うようなものなら大丈夫みたいですね。

兄が作ったクレジットカードは◯オンカードなのですが、なぜ作ったのかというと「自分の信用が回復したかどうか知りたかった」と言っていました。

特にカードが欲しかったわけではないけれども、いつまでもクレジットカードが作れない男でいるのが情けなかった、と。

どういうこだわりなのかプライドなのか分かりませんが、いずれにしても兄が嬉しいなら良かったのではないかと思います。

借金で苦しいなら自己破産もありだと思う

普通の家庭で幸せに生活している人は軽々しく自己破産なんてしてはいけませんが、借金で首が回らなくなって、返済に追いつめられている人なら自己破産しても良いと思います。

不安は色々あると思うけど、自己破産した母親と兄を身近で見る限り、そこまで支障があるわけでもないし、普通の人と変わらずに生活していますよ。

ブラックリストに載ることは嫌だと思いますが、多額の借金を抱えている苦しさと比べたら全然ましなんじゃないかと私は思います。