毒親

毒親の老後の介護は子供がするべき?毒親の世話なんて絶対にしたくないけど…

毒親に育てられて恨みつらみが残っていると、「老後の介護なんてしたくない!」と感じることもあるのではないでしょうか。

私も、子供の頃からさんざん迷惑をかけられている親に対して、老後に介護をしてあげよう、面倒をみてあげようという素直な気持ちになれません。

親としての義務を果たしてくれなかったくせに、どうして子供の方は親の介護をしなくてはいけないのか…?

そんな風に虚しく感じることも多いのです。

ただ、私の場合は、兄はすでに絶縁状態で何年も母と連絡を取っていないため、母の世話をするとなると、娘である私しかいないという現実があります。

母は自分の兄妹とも借金が原因で音信不通となっており、私にとって頼れるような親戚は1人もいない…。

ということは、母が動けなくなった時は私が1人で介護をするしか無い。

毒親の老後の介護問題は、今私の一番の悩みとなっています。

毒親の介護なんて絶対にしたくない

普通なら、女手一つで育ててくれた母親に対して、感謝の気持ちで老後の面倒を見るべきだと思います。

何も知らない職場の上司からは、「お母さんは1人で子供二人を育てて大変だったろうね。親孝行してあげないといけないよ」なんていう言葉を言われたこともあるのです。

しかし、確かに私は母親のおかげで大人になれたのですが、母親が母親らしい事をしてくれたのか?というと、疑問に思う事も多々あるわけです。

母は借金のせいで貧乏だったので、心に余裕がなくて、だから母親らしいことを出来なかったと考えるべきなのでしょうが…どうしても心の整理がつかないできごともあります。

子供の頃から現在に至るまで、迷惑はかけられても助けてもらった記憶はありません。

もちろん、母が養ってくれたから大人になるまで生きてこられたのは事実ですが、子供の頃の私は食事もまともにとれずガリガリに痩せ細っており、同級生からは「小枝」と呼ばれていました。

そんな栄養失調状態で養育しておきながら、おばあさんになった自分には充分な世話をしてくれと思われるのは、子供としてかなりつらいものがあるのです。

毒親への恨みで素直になれない

大人になってから、親への感謝の気持ちが強くなったという人はたくさんいます。

でも毒親に苦しめられた子供は、大人になって物事が分かるようになって、なおさら親への恨みが強くなる場合もよくあるのです。

私自身も、大人になってから、母親がどれだけひどいことを私達兄妹にしていたのか…ということに気付いて、悲しくて絶望感で一杯になったことがありました。

お金のことはもちろんですが、何日も子供を放ったらかして、男と遊び回っていた事など。

まだ小学校低学年くらいだった私達兄妹をアパートに置き去りにして、もしも何かあったら、どうしていたんだろう。

火事や、事故や、泥棒や、子供だけでは危ない事はたくさんあると思います。

しかも、その間食べるものも無く、お腹を空かせていたことも分かっていたはず。

小さな頃、お腹を空かせながら、それでも「お母さんさえ帰ってきてくれたら何もいらない」と願っていた、不安だった自分の事を思い返すと、どうしても老後で弱った母親を助けてあげたいという気持ちにはならないのです。

毒親の借金は虐待と同じ

16歳で働けるようになってからは、今度はお金のことで苦しめられました。

その頃は「家族が苦しんでいるんだから朝も晩も働いて全額お母さんに渡すのは当然」と思い込んでいましたが、今思えば本当にひどいことをされていたなと思うのです。

子供の頃に受けたネグレクトも虐待ですが、借金を負担させられたのもやはり虐待だと思います。

ある時には、「これで払えなかったら、あんたが風俗で働かないといけなくなるんだ。店に連れて行くって言われてるから」と言われた事もあります。

私はまだ未成年だったのに、そんなにひどいことを言う母親ってなかなかいないのではないでしょうか。

そんなこんなを考えると、毒親は野たれ死にしても仕方ないのではないかというのが本音だったりします。

毒親の介護を放棄出来ない理由

ここまでトラウマに悩むほど毒親だと思っている母なのですが、私は放っておくことが出来ず、これまでも何度となく助けてきてしまいました。

老後も、きっと苦しみながら面倒を見るのだろうと思います。

その理由は「実の母親だから」という、この一言につきます。

血のつながりがあると、どれほど嫌だと思っていても、やっぱり心のどこかで求めてしまうものなのかも知れません。

毒親だと思っているのに、それでもやっぱり元気でいて欲しいし、一緒にいたいと思う。

このジレンマとは、きっと死ぬまで付き合って行かなくてはいけないのかも知れません。